39年の人生で記憶に残ったお勧めの観光地を紹介しましょう。
いろいろと感激した場所ですが、お子さんにはちょっとまだ・・・。
ただし、当時の状況は、現在は変わっているかも知れません。あしからず。


昇仙峡 覚先峰(しょうせんきょう かくせんぽう)

昇仙峡は有名な天下の奇勝、日本三大渓谷のひとつでもある。水晶の産地としてもつとに有名。

そんな渓谷の遊歩道を歩いていると、上にとても大きな石があり、そこから鉄のクサリがぶらぶらと下がっている。ほとんどの人は特に気もせずに通りすぎていくのだが、何人かは、興味本位にそのクサリを伝わって上に上っていく。でも降りてこない。(とくに何も書いてはいない)私もそのクサリにつかまって上ってみた。実はここが、覚先峰である。

そこは、ただのまるい大きな石だった。その石のうえには「100人乗っても大丈夫?」な、大きさと安定感があった。そして廻りを見渡すと、360度のパノラマがひろがる、大きな石の上という恐怖感も手伝ってなかなか感激。これは行ってみないと、わからないだろう。でも、やっぱり、こわい。ここは本当は上っていけないところなのではないのだろうか・・・などと思う。ちょっと足を踏み外し、落ちたら死ぬな。間違い無くきっと。 

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覚先峰はここ。写真は、怖がってるママになるずっと前のママ。(87年6月)

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男鹿半島 寒風山(おがはんとう かんぷうざん

ここも360度見渡せる。でもスケールが断然違う。
男鹿半島は、東北の左のでっぱり。秋田県に属する。この近辺は広く土地が低く平坦、東側には埋め立てで有名な八郎潟が広くひろがっている。そのため、どの方角でも地平線(水平線)が見渡すことができるのである。

寒風山は、その名のごとく寒風にさらされる由いつの小高い山である。その頂上には、寒風山展望台がある。これは円柱状の展望台部が、なんとゆっくりと回転している。いながらにして、遠くの地平線、水平線が360度みわたせ、遠くには大館市、秋田市の市街も見ることができる。
私が行ったときは、天気がよく風の弱い夏の日だった。気分は最高だった。

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寒風山展望台。「いやー気持ちがいいねー」と一腹。(86年8月)

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竜ケ岩洞(りゅうがしどう)

東海最大の鍾乳洞、総延長は1000mを超えるが、公開されている(人が入れる広さ)は約400m。人がやっと通れるところから天井が数十メートルまで開けるところまであり、なかにはシャンデリアの、観音の間など数々の見所がある。簡単な照明があり、透き通った洞内の水面には天井が映り、さなが鏡の様は人の足をとめる。

狭いごつごつとした道を通り、ずっと奥にいくと、天井が高くさっと開ける広いところにはいる。下は川がながれ、上を見上げるとなんと数十メートルの大きな滝。(黄金の大滝)突如開けた場所に、上から落ちる大滝を見て、観光客の感嘆の声が次々と洞内にこだまする・・・。

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シャンデリアの間(85年8月)

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式根島 地鉈温泉(じなたおんせん)

大島、新島にくらべ式根島は、釣り人が集まるくらいでさほど人気がないと思ってました。でも、夜になると、どこからともなく若い人たち(いやあれは子供じゃないのかなあ)が、集まってさながら小原宿・・・。

でも、ちょっと外れたところには全く人気が無く、そのアンバランスは妙に記憶に残ってる。
でも特に記憶に残っているのは、地鉈温泉。
海へ向かう絶壁の間をぬって、石切りの階段を降りていくと、底には海の水と微妙に交じり合うことで温度調節ができる温泉がある。お湯は泥色、見上げると両側に絶壁が迫り、その間に夕日が落ちていく・・・。これは絶景だ!温泉につかりながら、しばし感激にひたる。
混浴だが、水着着用が残念。(べつに何処にも水着をきろとはかいてない。観光客が勝手に着てるんだと思う)

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手前は海。(85年7月)

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北海道 野付半島 (のつけはんとう)

小学生のころ家族ででかけた観光地で強烈に印象が残っているのが、ここ。
野付半島とは、北海道の東の端にある2つの大きなでっぱり、知床半島と根室半島。この2つの真中当たりに、よくよくみると小さなでっぱりがある。これが、野付半島だ。(こんな出っ張りがあるの、知ってた?な)
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あんまり昔なんで。写真がない。
場所は赤い矢印のところ。わかるかな?

左右にすぐ海が迫る湿原の細い道をどこまでも走っているのは、雄大でもあり、危険も感じた。もちちろん、人っ子一人いない。
ただひたすら走っているとき、突然の霧が襲ってきた。あたりは真っ白になり、足元が全く見えなくなった。当然車は立ち往生。いいようのない不安感がおそってきた。世界中がわずか車の中だけになった感覚だ。いまにも海がおしよせてきたら一巻の終わり。しかして、5分ぐらいで霧は晴れてきた。

その美しい景色とこの体験は、強烈に印象に残っている。いまはどうなているのだろうか、観光地化せず昔のままの大自然がそのまま残っていることを期待したい。いつかは、またいこうとおもっている。 

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