最終更新 : 1999/03/24.
●か め
基本的な注意さえしておけば、だれでも飼えます。
ここでは、よく売ってるみどり亀(あかみみ亀)について、
手抜きで長生きの秘訣を書きます。
かめが半分浸るぐらい、水を入れれば十分とかいてある本もあります。
でも、これはあまりよくありません。
水が汚れやすいですし、亀が運動不足で病気にかかり易くなります。
水は亀の足がちょっと浮くぐらい、多めに入れるのがコツです。
こうすれば、亀は十分泳げます。
運動不足、ストレスの解消になり、大きくなり、長生きするのです。
また、亀の島(陸地)を作ることを忘れないようにしてください。
亀は、鼻の先を水面に出して呼吸しますが、とくに小さな亀などは、
亀の島がないと、うまく呼吸ができません。
さらに、亀は水に入ったり出たりして体温調節をしています。
この意味でも、島は必要です。
亀の島は、もうひとつ、亀のこうら干しにも、効用があります。
こうら干しができないと、こうらの一部が割れたり、薄くがれたりします。
さらにすすむと、甲羅が柔らかくなって、ついには死んでしまいます。
防止用として、ビタミンD剤が売られていますが、当然、即効性はありません
ので、普段から
ただし、温度の上がりすぎには注意してください。
35度をこえると死ぬことがあります。
夏の西日にあたり、水が少ないときなどは注意が必要です。
●浄水機能があれば万全
亀の水は大変汚れやすいので、簡単な浄水機能をつけたほうがいいでしょう。
水が汚れると、サルモネラ菌が繁殖しますし、亀も餌を食べなくなります。
水が汚れたら、水が腐る前に全部替えてやりましょう。
亀はけっこう丈夫なので、水質、水温などさほどきにする必要はありません。
●冬眠させないように
水温が20度以下になるとあまり餌を食べなくなり、さらに10度を切ると冬眠します。
冬眠すると目をつむって、無防備なまま、呼吸もせず、まったく動かなくなります。
(死んだと間違えるほどです。)
春になって、暖かくなるとまた目を覚ますはずですが、
冬眠する前に十分栄養を取れなかったり、冬眠期間が長かったり、
あるいは水分が多すぎたりりすると、
二度と目を覚まさないこともままあります。
とくに、小さな亀の場合は危ないと思ってください。
そういう意味では、冬眠はさせない方がいいでしょう。
そのために、ヒーターをいれてやるか(20度用ヒーターが売ってます)、
ヒーターが無理な場合、常に人のいる暖かいところで飼ってください。
夜の寒さは特に注意してください。
●えっ、病気?
亀は、めったに病気になりません。(3びき、何年もかっていて病気になったことはない)
そのかわり、びっくりしたのは脱皮です。
体じゅうに白く細かいくもの巣状の膜がまきついており、ちょっと見ると病気だと思います。
良く見ると、顔、手足、尾、つまり外に出ている皮膚の部分がふわふわと浮いて、
剥がれてきています。でも、半日くらいで、ほとんどとれますので、心配ありません。
亀の脱皮というのは、かにやざりがにのように、皮が形を残したまま脱げるけではないのです。
また、1才くらいのときに、頭のよこに大きな腫瘍らしきものができたこともありました。
そのままにしていたら、これも、いつのまにか消えてしまいました。いまは、心配していません。
病気になると、食欲がなくなったり、目が曇って来るそうです。
でも、家の中で買う場合、日光不足での甲羅の軟化に注意してください。