最終更新 : 1999/03/24.

やどかり、かに

磯辺でとった、ヤドカリやかにを飼ってみたいと思ったことは?
子供たちの要望にこたえて、海でとった かに、さかな、やどかり
などの飼育にも挑戦。


磯辺の、きれいで、酸素の多い海水で生きている、
海の生物を育てるには、水質管理と酸素がとっても重要です。


なにが飼えるか?

簡単にプラスチック水槽でかえるのは、ヤドカリ、カニです。
普通の水槽では、昆布、くらげはすぐ死んでしまい、水を汚すだけです。
(最近はくらげ専用水槽も、出ているようです)

タニシは、水の劣化に極めて敏感なうえ、餌が与えずらく、
長く飼うのはとても難しいようです。
だいいち、あまり動かないので、かっていても、面白くありません。
また、魚類はカニやヤドカリのえさになってしまうのでこれも、難しいようです。

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上手に家まで持ちかえる

海が近い人は別だが、そうでないひとは、車や電車で持ちかえることになるでしょう。
数時間程度なら、ペットボトルや、かみコップにいれ、
持ちかえることもできます。(ふたをしないように)
ただし、一杯入れすぎると、あっというまに酸素不足で全滅します。

長時間になる場合、2リットル入りのペットボトルに、
やどかり、カニあわせて10匹ぐらいが適当でしょう。
あまり欲張ると、全滅します。

 

新しい環境をセット
人口海水をうまく作りさえすれば、あとは水質、酸素のテェックし、
餌をきちんとやっていれば、結構長生きします。

@人口海水を作りましょう

「人口海水のもと」を買って来て、厳密に塩の量を測って、
人口海水を作りましょう。
「人口海水のもと」は、熱帯魚やさんで売っています。
海の水は止めましょう。多くのバクテリヤや有機物が溶け込んでおり、
腐りやすいからです。

注意するのは、塩分がうすいのはいいが、濃いのはだめです。
塩分が多すぎると、かたつむりに塩のように、体液がすいとられ即死。 
逆に、塩分が少ない分には、しばらくは問題ないようです。
(そりゃ、磯辺の雨だまりにいることもあるしなあ)

水槽には、現在の水位に印をつけておきましょう。
水がへったら、その水位まで水をたすだけで、塩分濃度は保たれます。
簡単でしょ。(水は蒸発しますが、塩は蒸発しません) 

A酸素と水質に注意

エアーポンプで空気の投入はとても重要です。
これがないと、数時間で死んでしまいます。
また、簡単な浄化装置も必要です。
熱帯魚などにくらべ、体が小さいので大きな浄水機装置は不要です。

あつくなると、酸素不足になると同時に、水質悪化も進みます。
夏でも、海の水は冷たいはず。
小さい水槽はすぐ暑くなるので、涼しいところにおきましょう。

水がにごってきたと感じたら、速やかに水かえしましょう。
水は全交換して問題ありません。
熱帯魚のように、水質、温度にさほど気を使う必要はありません。

Bえさは市販のものでOK。 

市販の小型熱帯魚用の餌で十分です。
浮くタイプより、沈むタイプのほうがいいでしょう。
なれると、近寄っただけで餌を要求するようになります。

餌は、できるだけ水を汚さないものを選んでください。

C磯辺を思いつつも、環境変化は注意

大海で常に水が浄化され、波で多くの酸素がはいっていた、海水の環境に、
できるだけ近づける必要があります。

暑過ぎないように、寒すぎないように・・・。
東の窓際において、出きるだけおき場所を変えないようにしましょう。
もし、かえる時は、何が起こるか、ヨーク考えてからにしましょう。

98年夏のとても暑い日、日光に当てててやろうと、ベランダにだしてやりましたが、
取りいれるのをついつい、忘れてました。
気がついたときは、水はにごり、中のカニ、ヤドカリは全滅でした・・・。
注意しましょう。


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